教育力が現れるのには１０年かかる…

民主党政権に変わって数ヶ月後の事業仕分けで、某議員が放った「世界一じゃないといけないんですか？２位じゃだめなんですか？」…今でも心に残っている。

一事が万事、こんな風に予算を削っていくことで、国の文化・教育は育ちにくい環境となっていく。

国を挙げて取り組んだ教育でも、結果が現れるのに１０年はかかるという…

増して、地域でＬＪＯのように細々とやっている事業では、もっと時間がかかるのは誰にでも想像できると思います。

世界陸上で飛躍的な活躍を見せたボルトを始めとするジャマイカの選手たちは、２０００年代から行われた国の政策により、スプリント競技において義務教育から徹底された指導を受けている。

それで１０年経った今、ようやく成果が見えてきた。

音楽教育でも、もっと長期的展望に立たないと、ボルトのような素晴らしい人材は育たないと思う。決して大スターまでは要らないまでも、やはり国の予算配分（力の入れよう）は、地方での予算に大きく影響を与えるのは言うまでもない。

私はどのような状況になっても、できる限りの事を細々と続けていこうと思います。